病院へ定期検診へ行けば、
薬の処方箋をもって必ず調剤薬局にも行きます。

そのとき思うことは、
「調剤薬局ってどうしてこうなんだろう?」

まあ、他の人はこんなことなど感じないかもしれませんが、
ぼくいつも何かもやもやしたものを感じます。

それは、
例えば、

愛想の悪さ

調剤薬局は誰も挨拶しないところが多い。

薬局に入っていき、
「こんにちわ」
とか、
「いらっしゃいませ」
などあまり言われたことがありません。

全くではありません。

なかにはちゃんと受付がいて、
立ち上がって応対するところもあります。

でも、こんな薬局はきわめて少ない。

日頃、病人だけを相手にしているので、
どうしても暗くなるのかもしれません。

なかでも暗いのは薬剤師。

薬について必要な説明をすませると黙って消えていく。

時には、
”オレ、何か気にさわること言ったかなあ?”
と思うこともあります。

病人相手だからニコニコするわけにはいかないのかもしれません。

でも、病人相手でも明るく応対してくれれば、
こちらも明るくなります。

ぼくが思うに、
薬局の愛想の悪さの本当の理由は、
薬をもらいに来る患者は単に患者であって、
客じゃない、
と思っているからだと思います。

要するに、
薬局への来訪者は普通の商店の客のような存在ではない、
と思われているのかもしれません。

薬局に対してもう一つ思うことは、

どうしてこんなにあちこちに薬局があるのだろう?

もう一つ薬局に関して不思議に思うことは、
「なぜこんなにもあちこちに薬局があるのだろう?」
ということ。

開業医のそばには必ず薬局があります。

その開業医があまりはやってそうではなくても、
そばに薬局があります。

昔、「薬九層倍」という言葉がありました。

薬の売値は原価よりかなり高く大きくもうける、
という意味です。

まさか、今もこの状況が続いているのではないのかもしれませんが、
こうもあちこちで薬局を見かけると、
そうも思いたくなります。

特に、大きな病院の近くには、
数えるのも面倒なくらいの薬局があります。

全国には6万軒近くの薬局があり、
この数はコンビニの数より多いそうです。

もうびっくりです。

良くやっていけるものだと感心してしまいます。

しかも、薬剤師の給料は看護師より高いと聞きます。

家の近くに評判が悪い開業医がいます。

ぼくは行ったことはありませんが、
妻によるととにかく無愛想だそうです。

だから妻は急ぎの時以外は行かないそうです。

いつもすいているのですぐ診てもらえるそうです。

そんな開業医のそばにも薬局があります。

従業員はいつも5~6人はいます。

ぼくはその開業医のところへは行ったことはありませんが、
その薬局に行ったことがあります。

こんな暇そうな病院のそばで良くやっていけるもんだと感心します。

一方、聞くところによると、
大病院の出口近くの立地の良い薬局は
大手の薬局チェーンが大金を出して買収しに来るそうです。

という話を聞くと、
やっぱり今でも「薬九層倍」なのかな、
と思います。

この薬局の利益を負担しているのは、
結果的に薬代と保険料を払っている国民です。

また、聞くところによると、
専門知識を持った薬剤師は、
薬局では医師の処方箋通りに処方し、
専門知識を生かすことはほとんどないそうです。

でも、そこには高い給料の薬剤師が必ずいる。

しかも、一つの薬局には数人の薬剤師がいると思います。

少子高齢化が進み医療費が膨らみ続けて、
日本の医療制度はあと数年で破綻するそうです。

なのに、ものすごい数の薬局が成り立っているのは、
なんかおかしいと感じるのはぼくだけでしょうか。