歯周病ってご存じですか?
ぼくは知りませんでした。
糖尿がひどくなり、
そのことばかりに気がいっていて、
「何で歯茎が赤く腫れているんだろう?」
と気にはなっていましたが、
放置していました。
やがて、
数本の歯が長くなってきました。
何というか
タケノコみたいににょきにょきっと伸びてきたんです。
やがてそれがぐらぐらするようになり、
1本また1本と抜けていきました。
治療を始めたときはすでに手遅れで、
やがて何本もの歯をなくしてしまいました。
歯茎に異変を感じたら、
すぐに治療を始めてください。
じゃないとぼくみたいに多くの歯をなくし、
やがてすべての歯をなくすことになります。
歯周病とは
歯周病とは細菌の感染によって引き起こされる歯茎の病気です。
歯と歯肉の境目に細菌がたまり炎症を起こして、
赤くなり、
やがて歯を支える骨が溶けて歯が動くようになり、
最後は歯が抜けてしまう病気です。
ぼくは糖尿病による白内障と網膜症の治療に追われ、
歯周病の治療が遅れてしまい、
多くの歯をなくしてしまいました。
糖尿病と歯周病は深い関係が
歯周病について調べていたところ、
歯周病と糖尿病は深い関係があるということを知りました。
あまり専門的なことはわかりませんが、
歯周病になると血糖値が高くなったり、
逆に歯周病を治療すると、
血糖値が下がることもあるそうです。
こんなことなど全くわからなかったぼくは、
結局、
糖尿病も歯周病も悪化させてしまいました。
あなたがもし糖尿病と言われたら、
歯周病の方も気をつけるようにしてください。
いや~、糖尿病になると忙しいですよ。
血糖値に気を遣い、
目も気をつけなければならなくなり、
腎臓の方も心配し、
歯も気にしなければならない。
糖尿病を放置していると、
その治療と合併症の治療で本当に忙しくなります。
歯が抜け出したら
それこそ早いですよ。
1本抜け、
また1本抜け、
あれよあれよで大半の歯をなくします。
歯周病の治療が遅れると、
一気呵成に歯が抜けていきます。
入歯を作っても、
歯が抜ければ、
入歯を作ります。
歯がなければ食べ物をかむことができません。
入歯を作る場合、
歯が残っていると、
その歯に入歯の金具を引っかけます。
そうすると、その負担が徐々に大きくなり、
やがて、
その残っていた歯も、
また、おかしくなります。
悪循環です。
もうこうなるととめられません。
そうやって、
気がつくと、
ぼくはすべての歯をなくしていました。
ある意味、
これでさっぱりはしました。
が、
なぜ人は至る所に入歯を忘れるのか
良くあちこちに入歯の忘れ物があるというニュースを聞きます。
新幹線の手洗いや、
レストランのトイレなどに。
自分で入歯を使うまでは不思議でしかたがありませんでした。
でも、自分が入歯を使うようになって始めてその理由がわかりました。
入歯って気持ち悪いんです。
そりゃあ大きな異物を口の中に入れるわけですから、
当たり前です。
人前じゃない場合は一刻も早く入歯を外したいものです。
また、食事をすると、
汚い話で申し訳ありませんが、
入歯に食事ののこりかすがくっついてしまいます。
そこで食事の後はなるだけ早く入歯を外して洗いたいのです。
それがあちこちに入歯を忘れる大きな原因だと思います。
そして常に入歯なしで過ごしたい。
もう何もかもが手遅れです。