ここにその抗議文の全文を掲載しようと思っていましたが、
やめました。
一つは自分の憤懣やるかたない気持ちを公表したところで、
誰の役にも立たないこと。
読者には不快な思いを与えるだけかもしれません。
二つ目は、そんな文章を掲載しておけば、
いつかは関係者の目にとまり、
その反動がぼくにはねかえってくるであろうこと。
代わりに、
抗議文を手渡した後のことについてお話ししておきます。
まずは事件の顛末
血糖値のコントロールに失敗して低血糖になり意識を失ったために、
驚いた妻が救急車を呼びました。
その後、
点滴で意識を回復し、
救急隊員のアドバイスでかかり付けの病院へ搬送されました。
そこで待ち受けていたのは
こちらが相手を怒らせるようなことを言った覚えがないのに、
最初から最後まで怒鳴り散らす医者。
年齢を重ねるごとに気が長くなったぼくでも、
いささか頭に血がのぶるのを感じました。
このときのことを考えれば考えるほど怒りがこみ上げてきて、
抗議文をしたためてそれを病院の事務長宛に手渡してきました。
応対したのは事務長ではなく若い担当者
どうせこんなことで事務長は出てこないだろうと思っていましたから、
若い担当者が出てきてもびっくりはしませんでした。
そこで面会に着た趣旨を話せば、
再び怒りがこみ上げてくると思ったので、
目的の趣旨を文章にたのです。
若い担当者は名刺も渡さず、
挨拶もそこそこにぼくが渡した文章を読みました。
そこにすべてを書いていたので、
内容を繰り返すことはしませんでした。
「わかりました、事務長と院長に報告しておきます」
事務長ぐらいには報告するだろうが、
おそらく、院長には言わないだろう、
と思ったので、
そのことが言葉に出てしまいました。
「いや、必ず言いますから」
たとえ、院長に報告しても肝心の医者には何も伝わらないだろう、
とも思いました。
中規模の病院。
医者が辞めるとなると、
その代わりを探すのは事務長の役目。
手間もお金もかかります。
事務長としてはなるだけ穏便に済ませたいはずです。
ただ、ぼくとしては何事もなかったかのようにはしたくはありません。
それでは腹の虫が治まらないのです。
そこで抗議文のコピーを作り、
それをぼくを担当してくれている医者にも渡しました。
多少の波風を立たせなければぼくの気持ちが収まらないからです。
その後起こったこと
その後、
何事もなかったような状態が続いていましたが、
こんなことまでやるのか、
と驚くようなことがありました。
それは、
なんと当該医者が名前を変えたのです。
事件の後あちこちでその医者の評判が良くないということは、
耳に入ってきましたが、
まさか名前を変えるとは驚きです。
いったい何があったのでしょう。
ぼくの事件以外にも何かあったと思われます。
でも、いくら名前を変えてもその新しい名前の医者の評判が悪くなったら、
いったい次は何をするんだろう?
この病院は評判が悪くて経営が変わったと聞いています
ぼくが通っているこの病院は、
以前、
評判が悪くて経営が思わしくなくなり、
経営母体の医療法人が変わったと聞いています。
そんな病院にとって医者の評判は致命的です。
医者の評判は大事です。
かといって頻繁に医者を変えるわけもいきません。
お金と手間暇がかかります。
ぼくの想像ですが、
医者にはなんとかおとなしくするように説得して、
名前を変えて当面のの危機を乗り越えようとする魂胆かもしれません。
それにしても、名前を変えるとは、
本人のプライドはどうなっているんでしょう?
もちろん本名はそのままで、
病院で使う名前だけの改名でしょう。
事実はぼくにはわかりませんが、、、、、