インシュリン注射をしていると、
ときどき
低血糖症状を起こします。
それは家にいるとき、
あるいは
外出先でもです。
もちろん原因ははっきりしています。
それは注射したインシュリン量に対する食事の量が不足したからです。
でも、常に食事量(カロリー量)を調節するのは結構難しいんです。
常に同じ料理の食事をしているわけではありませんから。
だからといってインシュリン量を少なめにしていると、
血糖値は高めを推移することになるだろうし、
結果的にヘモグロビンA1cも高くなるでしょう。
インシュリン量って結構微妙なんです。
だからといって、勝手にインシュリン量を変えるわけにはいきません。
インシュリン量は医者から指定されています
それは朝8単位、夜15単位。
この量はもう長いこと変えていません。
自分ではなんとなく間違っているような気がしますが、
医者からなにも言われないのでそのままにしています。
自分の経験上、朝はそのままで夜は18単位ぐらい必要な気がします。
でも、医者に向かって言えるわけはありません。
言ってしまえば、医者のプライドを傷づけることになり、
今後の医者との関係がおかしくなりそうで言うのをためらっています。
おっと忘れましたが、普段、昼食は摂っていません。
普通に決まった量のインシュリン注射をしても低血糖を起こすことがある
どういうことかというと、
普通に注射針を突き刺して、
静かに注射器のポンプを押していきます。
すると、
時々ですが、
注射してしばらくした後に、
すぐに低血糖になることがあります。
もちろんちゃんと食事をしていてもです。
ときには食事をしている最中に低血糖の兆候が現れることがあります。
そのときは急いで食事を済ませるようにしています。
何でこんなことが起こるんだろう?
かなり長い間疑問でした。
おそらくインシュリンの注射針が直接血管に入り、
直接インシュリンが血管に入ったのでは?
とも思いました。
看護師をしていた姉に聞いてみましたが
「そんなことはあり得ない」
といいます。
そんなことを言われても、
食事の後すぐに低血糖になる現象はたびたび起こりました。
ひどいときは、
「あっ低血糖になりそうだ」
と感じたすぐ後に、
気が遠くなることだって、
たびたび起こりました。
そんなときはそのまま眠ってしまいます。
医者に聞いても確かな返事は帰ってきません。
注射の仕方をかえたところ
食事をした直後に低血糖になる現象について、
いろいろ考えた末にやったことは、
注射するとき、
ゆっくりと深さを変えながらインシュリンを体内に入れていく、
という方法です。
ぼくとしては、きっと一気に注射すると、
偶然、インシュリン液が血管に入ってしまうことがあるかもしれない、
という結論です。
それでこの新しい注射の仕方に変えました。
それ以降食事直後の低血糖は起こしていません。
いずれにしてもボクにとってはこの方法が合っていたのかもしれません。
低血糖に体が慣れてくる?
インシュリン注射を始めた頃は、
かなり頻繁に低血糖になっていました。
ところが、数年たったころ、
「あれ?なんかおかしいなあ」
そう思って血糖値をはかってみて驚いた。
なんと血糖値が0。
「えっまさか!」
0だったらもうフラフラもいいとこで、
全く動けないのが今までだったのです。
そんなことが何度もあって、
考えました。
きっと低血糖に体が慣れたかもしれない、と。
その後もかなりの低血糖になっても、
フラフラになったり、
気が遠くなることもありません。
そこで自分で結論づけしました。
きっと低血糖に体が慣れてしまった、と。
そんなことってあるのかなあ?
はなはだ疑問で、
賛成する医者は一人もいないと思います。
それで質問すらしていません。
でも、最近は本当に低血糖にならないのです。
かっては出かけるときは必ず甘い物をポケットに忍ばせていましたが、
今ではほとんど無用の長物化しています。
自分では半信半疑ですが。
本当かなあ?