以前もお話ししましたが、
10年以上前に初めて本格的な糖尿病治療を始めたとき、
医者から警告されました。

「10年たったら人工透析ですね」

あれから10年以上過ぎましたが、
まだ人工透析はしていません。

ただ、クレチアニンの指標はあまり良くなく、
いずれは人工透析は免れないのでは、
と危惧しています。

この数値を改善するにはどうしたらよいかはっきりわかりません。

ただ、診療を受けるたびに医者から言われるのは、
「カリウムを含む食品をあまり摂らないで、水をもっと飲みなさい」

”水か”。

自分でもわかっていますが、
ボクはできるだけ水分を控えています。

というのは、ボクは小さい頃からトイレが近いからです。

トイレが近いことでさまざまな苦労が

自分が他人よりトイレが近いことを自覚したのは小学校の低学年の頃です。

なぜならボクは授業が終わるたびにトイレに行きましたが、
それほどひんぱんにトイレに行くのは同じクラスの中ではボクぐらいでした。

やがて大人になって、
女性とデイトするようになって、
一番気にしたのがこのトイレが近いということ。

それが原因でデイトがあまり好きではありませんでした。

トイレが近いばっかりに口説ける女性も口説けなかった、
ということが何回もあります。

社会人になってトイレ関して一番緊張したのが、
アメリカでの研修旅行。

というのは研修の中に一日だけ現地セールスマンとの同行営業
というのがありました。

ボクは営業職ではありませんでしたが、
経験のためとか言って、
組み込まれていました。

朝早く営業所を出て夕方まで得意先回り。

初めてのアメリカでどうやってトイレに行くかということばかりが気になって、
現地のセールスマンがどんな仕事をしているか全く覚えていません。

ボクは外資系で働いていましたから、
アメリカ人と仕事をする中で、
かれらは昼間に1回もトイレに行かないことがあることを知っていたからです。

そうなんです。

彼らはトイレになかなか行かないのです。

膀胱が格段に大きいのかもしれません。

初めてのアメリカで、初めての得意先でどうやってトレへ行くチャンスを見いだし、
そしてどうやってトイレの場所を確認するか。

その日は朝からこのことばかりが気になっていました。

想像したとおり、
同行したアメリカ人セールスマンは昼間1回もトイレに行かなかったばかりか、
夕方営業所に帰ってもトイレに駆け込むこともありませんでした。

その日はなんとか切り抜けましたが、
こんな心配をするのはボクぐらいでしょう。

ボクのトイレに関する心配は筋金入れです。

とにかくなるだけトレイの回数は減らしたい。

必然的に水分補給はしないということが習慣になっています。

そんなボクにもっと水分をとれ、とは。

それでももっと水分をとる決心を

年を重ねるに従って悩みは、
夜中に起きるトイレの回数の問題です。

水分を多くとるということは夜中に起きる回数も増えていくことを意味します。

1回から2回、そして3回と増えていきます。

でも、なんとか人工透析を避けるためには、
医者の言うことを聞くしかありません。

覚悟を決めました。

もうやるしかない。

まず、起きてすぐにコップ一杯の水。

朝食をとりながらの水。

そして、その後もなるだけ水を飲む。

もう夜中のトイレの回数なんて無視。

寝不足も無視。

そんな生活をしていて、
ふとあることに気がつきました。

それは体重の増加。

水分を多くとるとその分体重も増えます。

まあ、水分だけで永遠に体重が増えることはあり得ないと思いますから、
このことはあまり気にしてはいません。

さて、こんな生活を続けていて、
次の診察でのクレチアニンの数値がどう変わっているか。

何も変化しないか、
好転しているか。

まあ、これは初めての試みですから、
どう転ぶかはやってみるしかありません。

水分を多くとることでクレチアニンの数値が変わるなんて、まさか?

そうですよね。いくら水分を多くとったとしても
それでクレチアニンの数値が良くなるなんてあり得ません。

ただ、医者が言うには、
「水分を多くとることで腎臓の負担が少しは低くなる」
らしいのです。

まあ、この辺のところはよくわかりませんが、
とにかく、
藁にもすがる思いでやってみるしかありません。

人工透析なんてまっぴらですから。

と、ふと思って、
昔のクレチアニンの数値はいかばかりだったか、
調べてみました。

7年前が1.31。

今年は1.36。

正常値は最高が1.02。

まあ、元々あまりよくはありませんが、
驚くほどは増えていません。

でも、少しずつ増えていることは確かです。

やっぱり気をつけなければ、
人工透析が待っている。